2010年6月1日火曜日

エモック・ニュース 2010/06/01 配信

■ 中国における旅券(パスポート)の紛失・盗難事案多発に伴う注意喚起
  1. 最近、中国では日本人の旅券(パスポート)の紛失・盗難事案が多発しています。 紛失や盗難を防ぐためにも
    (1)パスポート等貴重品の入ったバッグは肌身から離さない
    (2)バスや地下鉄の車内ではリュック等は身体の前で抱える
    (3)人混みの中では荷物から目を離さないようにする といった行動を心掛けましょう。 万一、パスポートを紛失したり、盗難に遭ったりした場合は直ちに現地の派出所と公安局出入国管理所に赴き、「事案発生(報案)証明」と「紛失(報失)証明」をそれぞれ入手するとともに,日本国大使館または総領事館の領事窓口までご連絡・ご相談ください。
     (参考)在中国日本国大使館HP 「パスポートをなくしたら(フローチャート)」 http://www.cn.emb-japan.go.jp/consular_j/passflow_j.htm
  2. なお、中国では日本国大使館や総領事館において新たなパスポートや「帰国のための渡航書」の発給を受けた場合、その後改めて中国の出入国管理部門において出国査証や滞在査証を取得することが必要となります。 そしてこの一連の手続が終了するまで約1~2週間、日本への帰国や中国国内の移動ができなくなります。 このように、中国においてパスポートを紛失したり盗難に遭ったりすると、その後の手続が大変煩雑であり、かつ時間を要します。 パスポートの紛失や盗難は改ざんによる密出入国など不正使用を助長することにもなりますのでパスポートの管理には十分注意してください。
  3. 中国でのパスポート紛失・盗難の最近の事例を以下のとおりご紹介しますので同様の被害に遭わないよう十分留意ください。  

       (1)北京モーターショーの会場において商談中、横のテーブルにパスポート当貴重品の
             入ったバッグを置いておいたところ目を離したわずかな隙にバッグごと盗難に遭った。
       (2)北京の天安門広場を観光中,パスポートが入ったバッグを右肩にかけ移動していたが、
            人混みを抜けて気がつくとバッグのジッパーが開けられており、中のパスポートだけが
           盗まれていた。
       (3) 北京市内のホテルのレストランにおいて飲食中、隣の席にパスポート等貴重品の
           入ったバッグを置いておいたところ目を離したわずかな隙にバッグごと盗難に遭った。
       (4) 日本から北京首都空港に到着後、ロビーの長イスに座り隣の席にパスポート等
          貴重品の入ったバッグを置いておいたところ、目を離したわずかな隙にバッグごと盗難に
          遭った。


(問い合わせ先)

○在中国日本国大使館 領事部

住所:7 Ri Tan Road, Jian Guo Men Wai, Chaoyang District,Beijing, People's Republic of China

(北京市朝陽区建国門外日壇路7号) 電話: (86-10) 6410-6971

(※中国国内から書ける場合は,国番号の86を外し,市外局番に0を付けて,「010-6410-6971」とする。)

ホームページ: http://www.cn.emb-japan.go.jp/index_j.htm

○在上海日本国総領事館 電話: (86-21) 5257-4766

○在広州日本国総領事館 電話: (86-20) 8334-3090

○在瀋陽日本国総領事館 電話: (86-24) 2322-7940

○在大連日本国出張駐在官事務所 電話: (86-411) 8370-4077

○在重慶日本国総領事館 電話: (86-23) 6373-3585

○在青島日本国総領事館 電話: (86-532) 8090-0001



■ 日本航空、バンコク線を一部減便へ-関西と中部で、全日空は通常通り

日本航空(JL)は、タイでの反政府デモの影響による情勢悪化にともない渡航需要が減少したことから、バンコク線を一部減便します。対象となるのは大阪(関西空港)/バンコク線と名古屋(中部国際空港)/バンコク線。 いずれも毎日運航でしたが、6月1日から6月30日まで大阪(関西空港)便は火曜日、木曜日、金曜日、日曜日運航の週4便に、名古屋(中部国際)便は水曜日、金曜日、日曜日運航の週3便になります。 成田線は通常通り運航します。 一方、全日空(NH)は現在のところ、通常通りの運航を予定。
■ 全日空 フランクフルト線で新造機ボーイング777-300ER就航(6月1日より隔日運航予定)

全日空(ANA)では6月1日よりフランクフルト線で新造機ボーイング777-300ERが隔日で運行いたします。

詳しいスケジュールは、→http://www.ana.co.jp/int/svc/jp/new_brand_2010/info_01/

新造機ボーイング777-300ERのシート詳細は、→https://www.ana.co.jp/int/svc/jp/seat/index.html

をご覧下さい。

■ 査証情報(インド)

インド(大阪) 査証申請に際し、旧旅券に有効な査証がある場合、査証の取消処理のため、旧旅券の提出が必要です。

旧旅券をご確認ください。

インド(東京) 国際会議出席目的で査証申請する場合、次の書類が必要となっていますのでご注意ください。

次の書類が全て必要(FAX可)

1. インド内務省からの許可書(Event clearance from Ministry of Home Affairs)
2. イベントに関係する省庁の許可書 (Administrative approval of the nodal Ministry)
3. インド外務省からの政府許可書 (political clearance from Ministry of External Affairs)
4. インド州政府または郡からの許可書 (Clearance from the State Government/Union Territory Concerned)


■ 日本航空、7月1日発券分からの燃油サーチャージを据え置き

日本航空(JL)は7月1日から9月30日発券分までの日本初片道1区間当たりの燃油サーチャージを現行と同額に据え置きます。 同期間の適用額となる2010年2月から4月までのシンガポールケロシン市況の3ヶ月平均価格がゾーンC(80米ドル以上90米ドル未満が適用)に当てはまる1バレル当たり88.51米ドルでした。 なお、ゾーンDは90米ドル以上100米ドル未満が適用対象で、5月から7月のシンガポールケロシンの平均価格が約1.5米ドル上昇すれば、10月以降の燃油サーチャージ額は値上がりすることになります。 ▽JL、7月~9月発券分燃油サーチャージ額 (方面/サーチャージ額) 韓国/500円 中国、台湾、香港/2500円 グアム、フィリピン、ベトナム/3000円 タイ、シンガポール、マレーシア/4500円 ハワイ、インド、インドネシア/6000円 北米、欧州、中東、オセアニア/1万500円 ブラジル/1万3500円


■ ロンドン、「軍隊パレード開催」に伴う影響 (6月)

ロンドンでは、毎年「Trooping of the Colours」(軍旗敬礼分列式)という女王の誕生を祝う「軍隊パレード」が行われ、今年は以下の日程で行われます。

「軍隊パレード」実施日 (2010年) * 6月05日(土) * 6月12日(土)

これに伴い、パレードのルートとなる「バッキンガム宮殿」、「ザ・マル」(The Mall)「ホースガーズ」(Horse Guards) 周辺の道路では、各日交通記載が敷かれ、混雑が予想されます。 またバッキンガム宮殿での衛兵交代も中止となります。 以上、同時期にご旅行をご予定の方は、ご注意ください。

■ 南アフリカ、空港/ヨハネスブルグ郊外間で高速鉄道を運行へ

サッカー・ワールドカップ開催にあわせ 南アフリカ観光局によると、現在建設中の高速鉄道「ハウトレイン」が6月8日から、一部区間で運行を開始する予定。 予定されているのはO.R.タンボ国際空港とヨハネスブルグ郊外のサントンの区間で、運行は約10分間隔。 所要時間は約15分。 南アフリカ観光局では期間中の市民と訪問者の移動の利便性向上に期待しています。

なお、ハウトレインはアフリカ大陸初の高速鉄道で、O.R.タンボ国際空港とサントン、ヨハネスブルグのビジネス中心地、プレトリアの各駅を最高速度は160キロで運行。2011年には全長約80キロメートルのネットワークを予定しており、空港からヨハネスブルグまで約15分、プレトリアまで約40分の所要を予定しています。 全線開通時には午前5時30分から午後8時30分の運行を予定しており、ハウトレイン各駅を発着するバス路線の整備もすすめています。


■ 名古屋(中部国際)、6月の国際線は週277便、デルタ航空とフィンランド航空が復便・増便

中部国際空港によると、2010年6月の国際線旅客便の運航便数は、前年比11便減の277便となる見込。

デルタ航空(DL)が6月11日からサイパン線を毎日運航に復便するほか、3日からマニラ線、6月4日からはデトロイト線で週5便を週6便に増便します。 さらにフィンランド航空(AY)もヘルシンキ線を週1便増便して週6便で運航する予定です。 前年との比較では減少していますが、2009年冬スケジュールと比較すると11便増となります。

なお、国内線は日本航空(JL)の釧路線や熊本線が運休となるものの、札幌線はJL、全日空(NH)が1日1便ずつ増便するなどし、合計便数は1日あたり75便の見通しです。

■ 米政府機関、客船へのテロ攻撃を懸念

米政府の監査機関(GAO)はこのほど、クルーズ船がテロリストによる攻撃の格好の対象となる可能性を指摘。入国管理局や国境警備に当たる諸機関に対し、クルーズ乗船客の身元確認作業を、航空機の搭乗者に対するのと同レベルまで強化できないかの検討に入るべきとの意見を明らかにしました。 GAOがまとめた報告書では「1隻で8500人以上を運ぶクルーズ船は乗客乗員数がどの交通機関よりも多く、テロ攻撃の標的となりやすい」と指摘。 すでに小型船を使ったテロ攻撃を想定した安全対策を導入している船や港もあるといいいます。 一方で、クルーズ船を攻撃できる武力を持ったテロ組織も確認されています。 さらに関係当局では、海からの攻撃だけでなく、乗船して客船内部からテロ活動を仕掛ける可能性も憂慮しているとも言われてます。

■ 韓国、航空機に北朝鮮上空回避

韓国国土海洋省は5月24日、大韓航空とアシアナ航空の航空機が韓国と米国、ロシアを往来する際、北朝鮮の上空を通過しないよう指示したと聯合ニュースが報じました。 同省は、韓国海軍哨戒艦が北朝鮮製の魚雷で沈没したとの調査結果を受け、北朝鮮上空を通過する航空機の安全を考慮した措置としています。 同ニュースによると、これまでロシア便は北朝鮮上空を通過し、米国便も必要に応じて通過していました。 2社は、該当する40便について、同日から北朝鮮の管制圏内を避けた飛行を開始。 これにより30分~1時間、所要時間が増えたとしています。 韓国を離発着する航空機をご利用の方は 到着、出発時間にご注意いただき、乗り継ぎ等には十分な余裕をもって移動いただくことをお勧めいたします。

■ 中国国際航空、受託手荷物の自動受付サービスを開始

中国国際航空(CA)は先頃、北京首都国際空港出発のCA国内線で、受託手荷物の自動受付サービスを開始。 一部の路線をのぞき、同空港ターミナル3を出発するCA国内線の旅客は、自動チェックインキオスクで搭乗手続きとともに受託手荷物の個数を登録すると、搭乗券と同時に荷物用タグが発行されます。 手荷物にタグを付け、そのまま荷物専用カウンターに預ければタグの控えが手渡されます。 なお、受託手荷物は3点まで預けることが可能、規定以上のサイズ、あるいは超過料金が発生する場合にはチェックインカウンターで手続きする必要があります。

■ 外務省/海外安全情報

ジャマイカ:キングストン市及び隣接県に対する非常事態宣言発令に伴う注意喚起
http://www.pubanzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2010C161

南アフリカ:2010年FIFAサッカーワールドカップ・南アフリカ大会開催に伴う注意喚起
http://www.pubanzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2010C162

タイ:夜間外出禁止令の実施期間再々延長に伴う注意喚起
http://www.pubanzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2010C163

タイに対する渡航情報(危険情報)の発出(2010/05/25)
http://www.pubanzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2010T062

中国に対する渡航情報(危険情報)の発出
http://www.pubanzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2010T063

タジキスタン:ポリオの流行
http://www.pubanzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2010C164

インド:西ベンガル州における鉄道を標的としたテロの脅威に対する注意喚起
http://www.pubanzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2010C165

グアテマラ:パカヤ火山の噴火に伴う注意喚起
http://www.pubanzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2010C166

ミャンマーに対する渡航情報(危険情報)の発出
http://www.pubanzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2010T064

● 外務省 海外安全ホームページ http://www.pubanzen.mofa.go.jp/ でご確認ください。