■ 成田国際空港でボディスキャナーが開始されます
国土交通省は7月5日から9月10日の期間、成田国際空港でボディスキャナーの実証実験をおこうと発表。 これは3月13日に東京で開催されたアジア太平洋地域航空保安大臣会合における共同宣言をうけてのものです。 ボディスキャナーは服の下を透視する機械で、航空機内に持込が禁止される物質の中で、金属探知機では探知できない化学物質などを発見するための対策として、各国で導入が進められています。 設置場所は第1旅客ターミナル南ウイング出発ロビー4階の保安検査場入り口付近で、入り口手前に区画を設定する予定。 実験はボディスキャナー5機種に対し、7月5日から9日、7月20日から24日、8月2日から6日、23日から27日、9月6日から10日の全5回で実施。 対象は空港を利用する日本人旅客で、主旨を理解した任意の旅客の協力で実験し協力者の反応や検査の流れのスムーズさなどを評価します。 実験は航空保安検査のためのものではないため、協力者は別に通常の検査を受ける必要がありますが、協力した旅客を調査担当者が保安検査場に優先的に案内することで、スムーズな検査の流れを確保するようです。 懸念されている個人プライバシー保護への配慮については、画像の顔をぼかして本人が特定できないようにする、画像分析者は被験者と同性の調査員にする、被験者が見えないところで分析する、画像は保存せず破棄する、などの配慮。 国土交通省では実験会場の手前に説明用スペースを確保し、実験の主旨を十分理解してもらったうえで協力してもらえるよう配慮すると説明。 保安検査場の閑散時間帯において、模擬爆発物や凶器などをつかった検知能力実験も同時に実施。
■タイ、8月までに需要回復の見込み
タイ国政府観光庁(TAT)は6月11日、都内でプレスミーティングを開催し、来日したプラキット・ピリヤキアート副総裁は、同国を訪れる外国人渡航者が8月までには平常に戻り、9月にはプラスに転じるとの見通しを示した。
反政府デモなど騒乱が続き、世界各国からの旅行者は1日平均1万3000人に落ち込んだが、収束後の現在では1日2万人程度まで増えたことから「回復が非常に早い」とし、特にヨーロッパと日本の需要の戻りが早いという。日本は、FITのリピーターに根強い人気があるとともに、長きにわたり最大の投資国で政府間のつながりや草の根交流などさまざまな友好関係があることが、旅行者の早期回復をもたらしているとみている。
TATは、重要市場の一つである日本に対し、信頼回復への対策を講じていく。具体的には、メディアや旅行会社に向けたファムツアーの実施や旅行会社との共同販促などに注力する。チャーター便や、各種媒体のほかブログやSNSなどを活用したマーケティングを展開する。
また、ピリヤキアート副総裁は、10月からの羽田/バンコク線の開設にも期待を示した。最近の傾向として、ラオスとの国境の町や、カンボジアに近い島など、知名度の低い地域が日本人旅行者から注目を集め始めている現象にも言及。バンコクだけが観光のハブではなく、チェンマイが東南アジア各国をつなぐ拠点として、またプーケットは他の島々への起点として、将来的な成長が見込めると述べた。
■ キャセイパシフィック航空、燃油サーチャージを値上げします
キャセイパシフィック航空(CX)は、2010年8月1日から9月30日までの発券分について、日本発着の香港線と台北線の燃油サーチャージを値上げします。 現在政府認可を申請中で、認可された場合、燃油サーチャージ額は現行の片道2500円から3500円に改訂。 香港ドラゴン航空(KA)も同額とします。 香港以遠の区間については6月中に決定する予定。 なお、8月と9月の燃油サーチャージについては、全日空(NH)がすでに値上げを決めており、香港と台湾は3500円に設定。 日本航空(JL)は7月から9月までの発券分について燃油サーチャージ額を設定しており、香港と台湾は2500円。
■ メキシコ、メキシコシティ国際空港(第2ターミナル)でのご注意
在メキシコ日本国大使館より、メキシコシティ国際空港で発生したトラブルに関し、注意喚起が出されておりますので、 以下にご案内いたします。 メキシコシティ国際空港(第2ターミナル)において、セキュリティ・チェックを受ける際、同所を警戒している警察官らにさらなる検査を理由に別室に連れて行かれ、遠回しに金員を要求される事案が2件発生しています。 1件は「大使館に連絡する」旨を強く要求したところ、何も取られずに解放されていますが、もう1件は飛行機に乗り遅れることを避けたかった被害者が、現金を渡しています。 テロ防止のため空港や警備当局の取調べに対して協力する必要はありますが自らに非が無く、明らかに因縁を付けている又は金員をたかっていると判断される場合には「自分には非はない、日本大使館に連絡したい」と強く要求し、携帯電話でその場から当館に連絡してください。 また、これら案件に対して、当館から関係当局に申し入れを行う予定です。 よって、潜在的被害を把握したいと思いますので、もし同様の被害(未遂を含む)を受けている方がいらっしゃいましたら当館領事班までご連絡ください。 ※お問い合わせ先: 在メキシコ日本国大使館領事班 電話: (55)5211-0028 対応時間: 平日 09:15~13:30 / 15:00~18:30 (在メキシコ日本大使館メールニュースより抜粋)
■ 自転車レース「ツール・ド・フランス」開催に伴う影響 (7月)
世界最高峰の自転車レース「ツール・ド・フランス」は、 2010年7月03日(土)から25日(日)にかけて開催されます。 第97回となる今年度のスタート地点は、オランダのロッテルダムとなります。 これに伴い7月01日(木)~04日(日)にかけ、ロッテルダム市内では交通規制が敷かれ 混雑が予想されます。 ロッテルダムをスタートしたレースはその後、ベルギーのアントワープ(7月04日)を通り、ブリュッセル(7月04日から05日)へ進みますが、レースの通過にあわせルート周辺の道路では交通規制が敷かれます。
ゴール地点は例年同様、パリの「シャンゼリゼ通り」で、ゴールは7月25日(日)です。 これに伴い当日、パリ市内、シャンゼリゼ周辺の道路では終日交通規制が敷かれ、混雑が予想されます。 以上、同時期にご旅行をご予定の方はご注意下さい。
公式hp → http://www.letour.fr/
■ クロアチア 旅券有効残存期間の変更について
日本国籍が無査証でクロアチアに滞在する場合の旅券有効残存期間が『出国時に有効なもの』から『入国時に3ケ月以上有効なもの』に変更されていますのでご注意ください。
■ デルタ航空、米国 国内線でファーストクラスを増加します
デルタ航空(DL)は、米国 国内線のファーストクラスサービスを拡大する計画を発表しました。 国内線のうち、飛行距離が750マイル(約1200キロメートル)以上、あるいは飛行時間が1時間30分か2時間の便について、今秋以降は全便でファーストクラスを利用可能にします。 DLが提携する地域航空会社「デルタコネクション航空会社」による50路線で、現行の1クラス構成からファーストクラスとエコノミークラスの2クラスに変更します。 路線は、アトランタ/アルバニー、ボストン/メンフィス、デトロイト/サンアントニオ、シンシナティ/ダラス。 今回のファーストクラスサービスの拡大は、総額10億米ドルを投じるサービス向上計画の一環です。
■ 南アフリカ 税関申告書について
南アフリカの税関申告書は、申告する品物がある場合を除き原則不要となっておりますが、6月以降、申告する物品の有無に関わらず、記入・提出を求められるケースが発生しています。 関係各所から、提出再開の正式発表がないことから、一時的な措置と思われます。 南アフリカに渡航される方は、現地係官からの指示に従い、記入・提出を行ってください。
■ 全日空 7月1日から新インターネットチェックインサービス開始します
全日空(ANA)は2010年7月1日(木)より、国際線の新しい搭乗スタイル“CLICK(クリック ) check(チェック)‐in(イン)”サービスを開始します。
このサービスは、ANAホームページからだけでなく、ANA予約センターや旅行会社などでeチケットを予約購入された全日空国際線ご利用のお客様が、出発時刻の24時間前から75分前までに空港外にて、パソコンや携帯電話にてチェックイン、空港では直接保安検査場にお進みいただけるサービスです。 まず7月1日よりANA便がご搭乗の第1区間のお客様には、他社への乗り継ぎ便含めたチェックインが可能となります。 ANA国際線にて海外空港をご出発され、日本到着後にANA国内線に乗り継ぎの場合、ANA国際線・国内線両区間のチェックインを海外空港出発前に完了できます。 さらに、このサービスを本格導入する10月21日からは、ANA国内路線からANA国際線に乗り継がれる場合、ANA国内線・ANA国際線両区間のチェックインを国内空港出発前に完了できます。
詳しくは、http://www.ana.co.jp/pr/ 『国際線の新しい搭乗スタイル「CLICK check‐in」スタート』をご覧下さい。
■ ブリティッシュ・エアウェイズ、ビジネスクラス利用促進キャンペーン実施します
ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)は2010年6月14日から9月30日まで、成田/ヒースロー線のビジネスクラス「クラブ・ワールド」利用者に対し、5万マイルをプレゼントするキャンペーンを実施します。 参加対象はBAマイレージプログラム「エグゼク ティブ・クラブ」会員で、航空券購入前にキャンペーンページで事前登録をした方を対象とします。 ビジネスクラスの利用者拡大とマイレージ会員の増加が狙いで、ビジネスクラス利用の目標人数は約400名に設定。 なお、獲得したマイルは、成田/ヒースロー線や、ワンワールド加盟航空会社の国内を含む東京発アジア各都市行き特典フライトに交換できるほか、各種アップグレードにも利用できます。 詳しくは、http://www.britishairways.com/travel/lcoffers/public/ja_jp をご覧下さい。
■ バンコク 日本食レストランが順次営業再開しました
反政府団体の反独裁民主戦線(UDD)によるデモで4月以降休業していたバンコクのレストラン「日本亭」の3店舗が、5月27日から順次営業を再開しました。 6月1日には、高架鉄道(BTS)のサイアム駅に直結する複合商業施設のサイアムパラゴン内の「The Grill Tokyo」も営業を再開し、反政府デモによる影響からの再起を図っています。
詳しくは 日本亭ホームページ → http://www.nippontei.com/index_JP.html をご覧下さい。
■ エバー航空、台北松山/上海虹橋に就航します
エバー航空(BR)は6月14日、台北(松山)/上海(虹橋)線の運航を週6便で開始しました。 BRではすでに台北(桃園)/上海(浦東)線を週9便で運航しており、両都市間の路線は週15便に増加します。 使用機材はマクドネル・ダグラスMD-90型機で、座席数はビジネスクラス12席とエコノミークラス140席で合計152席。 台北松山空港の拡張完了後の2010年10月には、ビジネスクラス24席、エコノミークラス228席、合計252席のエアバスA330型機に大型化を計画しています。
■ 全日空、「ANA×GANDAM JET」(ガンダムジェット)を就航します
全日空(NH)は7月16日から2011年3月末までの予定で、羽田/大阪線のANA25便で人気アニメ「機動戦士ガンダム」の ペイントを施した「ANA×GANDAM JET」(ガンダムジェット)を運航すると発表。 これはガンダムのプラモデル(ガンプラ) 発売30周年を記念し、NHとガンダムやプラモデルにかかわるバンダイ、創通、サンライズが7月1日から開始するコラボレーション企画「ANA×GUNDAM SKY PROJECT」の一環で実施するもの。 就航初便では搭乗客にオリジナル搭乗証明書を発行します。 さらに、コラボレーション企画ではオリジナルカラーのプラモデルの機内販売、および販売受付も実施します。国内線では購入希望者に専用申し込みはがきを渡し、国際線では「ANA SKYデリバリー」サービスで販売。 プラモデルは144分の1サイズと48分の1のメガサイズの2種類を用意し、国際線ではメガサイズのみを販売する予定です。
■ カンタス航空、シドニー/ヨハネスブルグ線を毎日運航へ-マニラ線は使用機材を大型化します
カンタス航空(QF)は9月21日、シドニー/ヨハネスブルグ線を増便し、毎日運航します。 現在は週6便運航。 QFは同路線を「カギとなる路線」と位置づけており、増便により利便性の向上を図ります。 使用機材はボーイングB747型機で、週あたり350席、年換算で1万8000席が増加する試算。 このほか、11月には週4便のシドニー/マニラ線の使用機材を大型化します。現在のボーイングB767型機からエアバスA330型機に変更、1便あたり約10席が増加する予定です。
■ タイ国際航空、プーケットへのノンストップ便を増便します
タイ国際航空(TG)は2010年8月3日から、成田発プーケット行きの直行便を2便増便し、週4便とします。 これはTG643便の成田/バンコク線のうち、火曜日と金曜日の2本をプーケット経由で運航するものです。 TGでは、夏休み期間中に、ビーチリゾートへの家族旅行需要が増加すると見込み現在政府認可申請中です。 使用機材は、ボーイングB777-200ER型機で座席数はロイヤルシルククラス30席、エコノミークラス262席、もしくはボーイングB777-200型機でロイヤルシルククラス30席、エコノミークラス279席を予定。 復路便は既存のTG642便のバンコク発成田行きとして運航します。
【TG 成田発/プーケット直行便スケジュール(8月3日~)】
TG671便 成田 10時00分発/プーケット 15時25分着
プーケット 17時00分発/バンコク 18時25分着(火、木、金、土曜日の運航)
■ エティハド航空 燃油サーチャージ値上げを申請しました
エティハド航空(EY)は、国土交通省に8~9月発券分の燃油サーチャージの設定額を片道7000円から1万500円に値上げする申請をおこないました。 直近2カ月の原油のシンガポール市場価格が、1バレル当たり91.71ドルに値上がりしていることに伴う措置です。 これを受け、すでに全日空(NH)が燃油サーチャージの値上げを発表しています。
■ニューヨーク市観光局(NYC)からセールスミッションが来日しました
ツーリズム・ディベロップメント・ヴァイス・プレジデント、フレッド・ディクソン氏とア ソシエイト・ヴァイス・プレジデントのヒーリー・マツダ・マキコ氏が業界紙のインタビューに応じました。 ディクソン氏は「日本はNYCにとって古くから重要な マーケットである」ことを強調し、「2010年の日本人渡航者数は25%増を見込んでいる」と意欲を述べました。 ディクソン氏は、アメリカン航空(AA)が羽田/ニューヨーク線に就航することから「日本からの観光客が増える展望がみえた」と期待。 2009年の日本人訪問者数は 前年比5.9%減の約21万人と落ち込みましたが、1人あたりの平均消費額は1滞在あたり2288米ドル(20万8000円)、滞在日数も平均11泊と堅調。 また、ツアーの販売状況も好調であるほか、MICEの問い合わせが増加していることもふまえ、25%増の目標について「決して無理な数値ではない」と意欲 を示した。ホテル数も増加しており、今年中には32軒のホテルがオープン、部屋数も約5500室増加し8万6500室になるなど受け入れ先の整備も進んでいると説明ありました。 ヒーリー氏によると、2010年はそれぞれの客層や旅行の目的にあわせ、細かな需要にも対応できるよう多種多様な魅力を訴求していく方針。 なかでも文化的なプログラムを打ち出していくといい、例として今年は遣米使節団のニューヨーク訪問150周年記念であることから、12 月から翌年3月にかけて実施される「サムライパレード」などのイベントや、カーネギー・ホールでの小澤征爾氏を招いての芸術文化フェスティバルを紹介。
■7月1日から全日空、マカオ航空とコードシェア運航を開始します
全日空(NH)は7月1日、マカオ航空(NX)とのコードシェア運航を開始すると公式に発表。 現在NXが運航する成田と大阪(関西空港)発着のマカオ線と、NHの成田と関空への国内線3路線が対象となります。 これにより、広東省や海南省を含む中国華南地区へのネットワークが広がります。 同日からマイレージの提携も開始、マイルの積算や特典利用が可能になるメリットがあります。 詳しくは、 http://www.ana.co.jp/pr/ をご覧下さい。
■ シンガポール航空、ミュンヘン経由マンチェスター線を毎日運航にします
シンガポール航空(SQ)は9月1日、現在週5便で運航しているシンガポール/ミュンヘン/マンチェスター線を増便し、毎日運航とします。 これにより、シンガポール/ドイツ間はフランクフルト線とあわせて週21便に拡大します。 レジャー、ビジネス双方の需要に応える狙いです、、機材はボーイングB777-300ER型機を使用。
【シンガポール/ミュンヘン/マンチェスター線スケジュール(9月1日~10月30日)】
SQ328便/シンガポール 22時45分発/ミュンヘン 5時35分着(翌日)
→ミュンヘン 6時35分発(翌日)/マンチェスター 8時00分着(翌日)
SQ327便/マンチェスター 9時20分発/ミュンヘン 12時25分着
→ミュンヘン 13時35分発/シンガポール 7時40分着(翌日)
■ 日本航空、バンコク線の一部減便を7月15日まで継続します
日本航空(JL)は6月11日、大阪(関西空港)/バンコク線、名古屋(中部国際)/バンコク線で実施している減便を、7月15日まで継続すると決めました。 JLではバンコクで発生していたデモの影響で旅客需要が減少したことから、6月1日から30日までの減便を決定。 大阪(関西空港)/バンコク線は毎日運航から週4便、名古屋(中部国際)/バンコク線は毎日運航ーから週3便で運航してましたが、観光需要の回復が遅れていることから延長を決めました。 ただし、7月16日以降は夏休みシーズンに入ることもあり需要も回復傾向にあることから、両路線ともに毎日運航とする予定。 なお、減便する曜日は大阪(関西空港)が月、水、土曜日、名古屋(中部国際)が月、火、木、土曜日から変更ありません。
■ キャセイパシフィック航空、メキシカーナ航空とのコードシェア運航を開始します
キャセイパシフィック航空(CX)はこのほど、メキシカーナ航空(MX)とコードシェア契約を締結しました。 これにより、MXのメキシコシティ、グアダラハラの2都市と、CXのサンフランシスコ、ロサンゼルス、バンクーバーの3都市を結ぶ路線にCX便名が加わり、南米の航空ネットワークが拡大することとなります。 なお、同契約は6月14日付けで施行し、同日から航空券予約を受け付けます。
■観光白書、日本人海外旅行者数は3%減-休暇取得と家族旅行需要増が課題と報告ありました
政府は6月11日、「平成21年度観光の状況・平成22年度観光施策」(平成22年版「観光白書」)を閣議決定。 白書によると、平成21年度の日本人 海外旅行者数は前年比3.4%減の1544万6000人となりました。 8月以降は燃油サーチャージの廃止などで回復基調となり、9月のシルバーウィークも好調でしたが、景気後退による個人消費の低迷、新型インフルエンザの影響が大きく響き全体で見ると落ち込みました。 訪日外国人旅行者数は世界 経済の低迷や円高、新型インフルエンザの影響で18.7%減の679万人と大きく減少。 ビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)重点市場国のうち、査証(ビザ)の緩和の影響で増えた中国を除いた全市場で減少しており、なかでも韓国、台湾が大幅に減少したため全体の下げ幅も拡大しました。 これをふまえ、観光庁では訪日需要拡大のため実施したプロモーションの成果を検証し、成果指標をたてていくと発表。 さらに、2010年度からは訪日外国人の詳細な消費動向や満足度を調査し、訪日旅行の質をはかるための調査を四半期ごとに実施することで、訪日旅行が与える経済効果の数値化。 また、国民1人あたりの国内宿泊観光旅行回数は暫定値で6.0%減の1.42回、宿泊数は暫定値で2.1%減の2.31泊と減少しました。 これをふまえ、観光庁では若者や家族などの費用対効果が見込める世代に対し、予算を費やし振興策を打ち出していく方針です。 なお、平成20年度の国内旅行消費額は0.3%増の 23.6億円と微増で、間接的な効果を含めた生産波及効果は51.4兆円、付加価値誘発効果は国内総生産(名目GDP)の5.3%の26.5兆円、雇用誘 発効果は430万人と推計しました。
■JR東日本 新幹線に家族専用車両
東日本旅客鉄道(JR東日本)は、夏休み期間を中心とした鉄道の利用促進キャンペーンの一環として、家族層に訴求する商品に力を入れている。新幹線に子供連れの家族専用車両を設定するほか、車両基地などを見学する家族向け体験型の旅行商品も販売する。同社は「次世代の鉄道ファンの育成も視野に入れている」としている。
子供連れ家族の専用車両は、びゅう旅行商品「思いっきり夏休み」の購入者が、追加料金なしで利用できるサービス。夏休み期間の土曜・日曜・休日に、東京駅発で高崎・越後湯沢方面行きと那須塩原・郡山方面行きの新幹線に設定した。JR東日本は、「小さい子供連れでも気兼ねなく乗車できるよう配慮した」という。
また、仙台市で7月24日に開かれる「新幹線車両基地まつり」への日帰りツアーを販売する。東京・上野・大宮駅発で仙台駅からそのまま新幹線総合車両センターへ乗り入れる。また、新潟市の新津車両製作所や運輸区で、車両製造工程の実演やSLを社員のガイド付きで見学する旅行商品を造成。インターネット限定で予約・販売する。
JR各社は、6月下旬に開始される予定の高速道路の一部無料化に危機感を募らせている。JR東日本の家族向け商品の展開は、鉄道の利用をつなぎとめる意味合いもある。
※ びゅう旅行商品は弊社にて取り扱っております。
■ 外務省/海外安全情報
南アフリカ:2010年FIFAサッカーワールドカップ・南アフリカ大会開催に伴う注意喚起(その3)
http://www.pubanzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2010C183
カナダ:G8及びG20首脳会議開催に伴う注意喚起
http://www.pubanzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2010C181
ジャマイカ:キングストン市の一部地域に対する外出禁止令の発令に伴う注意喚起
http://www.pubanzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2010C180
エルサルバドル:デング熱の流行(2010年6月)
http://www.pubanzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2010C179
アフガニスタン:治安情勢
http://www.pubanzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2010C180
イラク:バグダッド市中心部における銀行襲撃の発生に伴う注意喚起
http://www.pubanzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2010C178
キルギスに対する渡航情報(危険情報)の発出
http://www.pubanzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2010T074
キルギス:オシュ州及びジャララバード州における暴動に関する注意喚起
http://www.pubanzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2010C177
キルギス:オシュ州における民族間の衝突に伴う注意喚起
http://www.pubanzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2010C176
● 外務省 海外安全ホームページ http://www.pubanzen.mofa.go.jp/ でご確認ください。